2007年8月31日金曜日

信じることの重要性 ピグマリオン効果

アメリカの教育心理学者ローゼンタールの実験

教育心理学者であるローゼンタールが、小学校で実験を行いました。

まず、小学校のあるクラスの生徒全員に知能テストをさせ、担任の教師には、その正確な結果を伝えず、次のように伝える。

「このテストは、将来の学力の伸びが確実に予測できるものです。ただ、研究中なので、テスト結果を教えることはできませんが、将来伸びる子の名前だけ、先生に教えましょう。」

しかし、そこで教えられた数人の生徒の名前は、実際は知能テストの成績に関係なく、ランダムに選ばれたものだった。
(そのことは、担任の教師には秘密にされた)

その1年後に再び知能テストをしたところ、驚きの結果が!!

将来伸びる子として名前があげられた子は、そうでない子に比べて明らかに成績が上がっていたのです!

つまり、担任の教師が「この子は伸びる子だ。」と信じた通りの結果になったわけです。

このように、「信じていることが実現すること」を、心理学ではピグマリオン効果といいます。

松下幸之助さんは、成功の秘訣を聞かれた時に、「学歴がなかったので、誰もが偉く見えた。社員を尊敬できた。」とおっしゃったそうです。

経営の神様と言われた松下幸之助さんも、「Y理論の人」だったわけです。

→自立的・自発的・創造的な人財が育つのは「Y理論」。(信じることにより、行動や態度に「期待している」気持ちが出ていたのだろう。。。)

能力があると信じて応対し続けていると、その相手の能力が伸びるということです。

親子の関係でも子に対する信じ方が、子供の学校での人間関係に影響を及ぼすこともあるのです。

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