2007年11月9日金曜日
その原因は? 原因帰属理論。。
「どうして?」「なんで?」「なぜ?」。。。。
矢継ぎ早に、こんな質問攻めをされれば、
なんか責められているような気がしてくるし、
終いにはイライラして腹が立ったりするものです。。。
しかし元来私たちは、様々なものを見たり、聞いたり、
自分で体験したときに、なぜ、どうしてと、その原因を考えるものらしい。
原因をどう考えるかによって、その時の感情や、その後の行動が変わってくる。
どんなときにどんな原因を考えるか、
その結果どうなるのかを考えることを理論化したのが、「原因帰属理論」です。
しかし、一般的に人は、本当の原因を突き止めることをスキップして、
ある程度当てずっぽうの原因を考えてしまうという落とし穴があるのです。。。
狼少年の話はみんな知っている。。。
それが非常に解りやすいのですが、
例えば、女性なら誰にでもニコニコ笑って声をかける男がいたら、
その人が誰かくどいていても、あいつは軟派だからと
原因はあいつ本人だと考えてしまう。
その逆で、ある女性が誰からも告白されモテモテであったなら、
そのなかに軟派なあいつがいても、彼女が魅力的だから、
原因は彼女の魅力だということになります。
人の行動に対する原因について限定すると非常にわかりやすい傾向があります。
とある朝
いきなり怒声が発せられた。。。。
(その彼が出社するや否や)
「だれだぁ!俺の○○勝手に持って行きやがったのは!(怒)」
「ふざけるなぁ!今日、朝いちで使うのに、黙って持って行きやがって!」
(うるさい。朝っぱらから不愉快だ。)
(ん!!!あいつのキャビネットの上に置いてあるのは?)
(そういえば、あいつ『明日朝いちで使うから』ってそこに置いてたっけ。え!!)
「朝からうさいぞ!ここにあるの何だ!あんたが昨日ここに置いたんだろ!!!」
この時、彼は他人のせいにして怒鳴ってましたが、
私は私で彼が心が狭いやつだ。なんて思ったものです。。。。
以上は1○年ほど前に実際にあったやりとり、彼は今、とある会社の社長をしている。。。。。
これは「他人のせい」にしてしまう典型的な例ですが、
問題行動があった場合の原因として勝手に思い込んでしまう心理の話です。
自己責任という内容で以前話しをしましたが、その本質的な心の動きのことです。。。
ふつう
問題行動があった場合
自分の行動は外的原因(環境のせい)
原因は本人以外
他人の行動は内的原因(その人自身のせい)
原因は当の本人
と人は考えてしまうものなのです。
たとえば、
先生が教室でゴミ箱にけつまずいて中身をぶちまけてしまう。
床はゴミだらけ。
そこで先生は叫ぶ。
「だれだ! こんなところにゴミ箱を置いたのは!」
つまり、転んだのは、ゴミ箱を置いた誰かが悪い、原因は自分以外=環境のせいだと思うのです。
では今度は、生徒が同じようにゴミ箱につまずいたとする。
すると先生はきっとこう言うのだ。
「なにやってんだ! どこに目をつけてる!.......」
転んだのは、本人以外=環境のせいではなく、お前自身のせいだと考え、叱るのです。
これは、先生に限ったことではありません。
人は誰でも、自分に関する出来事は自分以外=環境のせい、
人に関する出来事は「その人自身の人格のせいだ」と判断しやすいものです。
たとえばあなたが、待ち合わせなどに遅刻したときは、どうするでしょう?
きっと「ごめんなさい。目覚まし壊れて。。。。電車が遅れて(事故で)。。。」
と似たような言い訳をしたことありますよね?
しかし、友達が遅れてきたときはどうでしょう。
今度は、「もう、いい加減だなぁ、時間にルーズで」などと思ってしまうものです。
このように、勝手に思い込みレッテルを貼る傾向が見られます。
ですので、わたしたちが忘れてはならないのは、
(普段)客観的に原因を認識していないということであり、
わたしたちが原因だと思い込んでいることのほとんどは
「見た目」と「思い込み」で勝手に作り上げられた原因に過ぎないということです。
行動分析学では「『個人攻撃の罠』に陥らないように」と警告していますが、
プロセス管理・行動管理などを行ったとき、
思うような結果が出せないような人間に対して人格的なものが原因だなんて判断をしてはならない。。
一度冷静に「その判断は勝手な思い込みかどうか?」考えてみるべきです。。。。。
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