2007年7月23日月曜日

社会的証明の原理

映画館で火災が起こる。。。。

非常灯が点いている出口にみんなが非難する。。。。

みんながみんな同じ行動をとるから、ほとんどの人がそれに引きづられる。反対側に非常灯が消えている非常口があったとしても。。。。


他人が何を正しいと考えているかにもとづいて、物事が正しいかどうかを判断するというのが心理学でいうところの社会的証明の原理。みんなが正しいと思っているのは「正しい」と思ってしまう。

セールスコンサルタント:キャベット・ロバートは
「自分で何を買うかを決められる人は全体のわずか5%、残りの95%は他人のやり方をマネする人達です。ですから、私たちがあらゆる証拠を提供して人々を説得しようとしても、他人の行動にはかなわないのです。」
と言っている。

社会的証明の原理によれば、どんな考えでも、それを正しいと思う人が多ければ多いほど、その考えは正しいことになる。

■犬を怖がる保育園児の矯正実験

犬を怖がる保育園児を選び出し、その子供たちに、小さな男の子が犬と楽しんで遊んでいる場面を1日に20分間見せた。

たったこれだけのことにもかかわらず。

わずか4日後に、部屋に誰もいなくなると、67%が、格子で囲まれた遊び部屋に犬と一緒に喜んで入っていき、そこで犬を可愛がり撫でまわすようになった。

そして最も効果があったのは、性別・年齢が異なる多くの子供が犬と接しているのを見た場合であった。

社会的証明の原理は、多くの人々の行動がその証明を与えるときに最もよく機能するということ。

■4人ぐらいいれば試せる

道端で立ち止まり1人空を見上げてみよう。それにつられて上をみる人はそれほど多くない。
しかし、4人が立ち止まり同じ方向の空を見上げていたらどうだろうか?まず、誰かが釣られてその方向を見る→そして他の誰かもその方向を見る→そして歩行者の殆どがチラッとわずかながらもその方向を見てしまうのである。そこに見るべきものがないのにも関わらずにである。見ることに重要な意味があると自動的に反応してしまうのだ。

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