今日は、「上に立つ人間」にとっては耳の痛い話しとなります。
「マネジメントする。」
チームの能力を伸ばすマネジャーの条件としては
1、 マネジャーの最も重要な仕事は、メンバーの意欲と能力を引き出すこと
2、 メンバーは可能性を持った存在である(と思い、確信をもつこと)
3、 メンバーの意欲・能力が高まらないのは、マネジャーの責任である(と肝に命ずること)
です。
それぞれ解説すると。。。
1、メンバーの意欲と能力を引き出すために時間をかけること。
よく「人材の育成は重要だ!」なんて経営者が言ったりする。
人間が「時間を使う」のは何に対してだろうか?
「その人にとって価値あること」だからです。
人は重要なものに対しては、時間や金をかけるものです。
では、そういう経営者は実際に時間や金をかけているでしょうか?
ほとんどの場合かけていない。
チームのメンバーの意欲と能力を引き出すのが最も重要なのだから、当然、これに時間をかけなければならない。
「忙しすぎて、育成のために時間が取れなくて・・・」と言っている上司の元では、人が伸び悩むことが多い。
なぜなら、そもそも「部下を伸ばすことが重要で、価値あること」と本気で思っていないからです。
2、メンバーの可能性を信じること
フロイトは100年も前に、人間心理のほとんどは無意識であることを発見しています。
そして、人間行動を決めるもの、それは人間心理、つまり思考と感情なのです。
したがって意識的であれ、無意識的であれ「こいつはダメだ!」と決めた瞬間から、上司は部下を伸ばすための全行動にブレーキがかかるのです。
3、自分が尊敬され信頼される存在になること
コーチングのとき話しましたが、チームのパフォーマンスはリーダーとメンバーとの相互の尊敬・信頼関係によります。
ある心理カウンセラー曰く
「やる気のない部下(社員)が存在するのではない、やる気を引き出せない上司(経営者)がいるだけだ」ということは
「自ら物事を考え行動できない社員が存在するのではない、自ら物事を考えさせ行動させない上司(経営者)がいるだけなのだ」
これは、きれいごとではない。事実でしょう。
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