上司の見方が部下に影響する
経営改革をする。
上層部からの率先垂範という流れで経営を変革すれば効果的ではありますが。
営業からのたたき上げの経営者や管理者は、己(おのれ)の自信が強すぎるためか「(知識として)すでに知っていること」として様々ななすべき当たり前のことを御座(おざ)なりにしがちです。
仮に完全に自分が該当しているにも関わらず、自分のこととして受け止めないことが多いのです。
したがってそうなると経営者や権利者に期待しても、本人の自覚がない限り変革は求めることができないので、自覚した人間から変えていくことにより、将来へと繋げていくしかないということになる。
それはさておき、前回の質問ですが。。。X理論とY理論はどちらが正しいか?
考えてみましたか。。。
答えは、「どっちも正しい」
どういうことかと言いますと
X理論的な見方をする上司の下ではX理論どおりの部下が育つ。
つまり、「X理論(性悪説)」的な見方で部下を見る上司の下では、その上司の見方どおりの、「言われないと動かない部下」「報酬と罰則がないと頑張らない部下」「自主性に欠ける部下」が育つのです。
したがって、その上司の見方(=X理論)が正しかったことが証明されることになります。
その上司の信じたこと(=「部下は怠惰である」)は証明され、その上司は、ますますX理論を信じるようになる。したがって行動管理を重視するような上司はこの傾向があります。
Y理論的な見方をする上司の下ではY理論どおりの部下が育つ。
一方、「Y理論(性善説)」的な見方で部下を見る上司の下では、その上司の見方どおりの、「自主性・創造性を発揮する部下」「仕事を楽しむ部下」が育ちます。
したがって、その上司の見方(=Y理論)が正しかったことが証明され、「やっぱり人間というのは勤勉で働き者だ。条件さえ整えば、自発的に行動するし、創造性を発揮する。自分の部下達が何よりの証拠だ!」ということになるのです。
このように、上司の「見方」が組織に多大な影響を与えていくことになるです。
もちろん、すべての部下が、上司の「見方」に100%左右されるわけではありませんが、その上司(経営者)の部下を組織単位(チーム単位)で見ると、明らかに上司の「見方」が組織に多大な影響を与えていることが分かります。
いつかは誰でも人の上に立つ機会があります。その時、チームをどのように導くかは個々人の自由ではありますが、チーム全体の潜在能力を引き出しパフォーマンスをあげるためようと思うのでしたらら、この理論は参考にするといいかもしれません。
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