ダブルバインド仮説
分裂病家族のコミュニケーション様式に着目した理論で、1956年に米国の学者グレゴリー・ベイトソンが行動科学誌(Behavior Science)発表された論文「精神分裂症の理論化に向けて(Towards a Theory of Schizophrenia)」でダブルバインド(二重拘束)仮説を発表。
話題となった概念です。
その概要は、言葉を中心とするコミュニケーションと、言葉以外の要素(表情、声の調子、動作など)が中心になるメタ(高次)コミュニケーションとを分けた論理のことです。
つまり「言葉」と「メタ・メッセージ」の相矛盾したメッセージを同時に送るコミュニケーションするとダブルバインド(二重拘束)の状況に陥るということなのです。
つまり、普通は笑い声を出しているときは、口元は笑っていて、目も笑っている。
これは問題ないのですが、
笑っているはずなのに目は笑っていない。
「こんにちは」と挨拶しているのに、顔が無表情。
「おはようございます。」と言っているのに目を合わせないし笑顔も見せない。
これが相手をダブルバインドの状況に陥れるということなのです。
たとえば、全然申し訳ないような顔をしないで「ごめんなさい」と言われても逆に腹が立ったりしますよね?
ダブルバインドが発生したときは、言語外の表情、声の調子、動作などから感じられるものの方が強く感じられることになるのです。
このような状況下で肌と肌の接触があったら状況はさらに悪くなる。。。。
心理学的にも「接触」はお互いの感情を強調するような行為なのです。
ザイアンスの法則(ザイオン効果)にもあるように、負の感情も繰り返せば繰り返すほど増大していく。
したがって常に相手に対して自分の行動が言葉とあっているかどうか気を使う必要があるのだ。
特に客と接する場合には重要だ。。。。。
実は、私たちの会社内部でもかなり懸念される状況がある。つまり「挨拶の仕方」です。
にぎらない握手 目を見ない 笑顔でない これはすべてダブルバインドを起こしているのです。
ダブルバインドの挨拶は人間関係に良い影響を及ぼさないものです。
と心理学的アプローチでは、こういうことになります。まあ、判断は”あなた”にお任せしますが。。。。
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