2007年9月26日水曜日

1:5の法則と5:25の法則

仮にあなたが経営者だとします。

10年ほど店舗や会社を経営していて、ここ数ヶ月赤字状態で業績が思わしくなく状況にある。。。。

10年も営業しているので、そこそこ既存顧客はいるものの売上をあげるためにどうしたらいいものか。。。

一応、既存顧客のリストはある。。。。

先行きが不安だから新規客を開拓するか。。。

どうしようか。。。。

「既存」と「新規」。。。

建て直しのためにまずどちらを先に手をつけるべきか?




マーケティングの書籍などで紹介されている法則で、

1:5の法則5:25の法則というのがあります。

厳密に数値にこだわるのではなく、大雑把に把握していればいいという話ではありますが。

1:5の法則

新規顧客に販売するコストは既存顧客に販売するコストの5倍かかるという法則。

新規顧客の販売コスト=既存顧客の販売コスト×5 に匹敵

 (リピータにかかるコストは、新規顧客獲得コストの6分の1~12分の1程度というコンサルタントもいます。)



5:25の法則

顧客離れを5%改善すれば、利益が最低でも25%改善されるという法則。

つまり、顧客の定着率を改善すれば、利益はその改善した分の5倍改善されるということです。

1:5の法則と5:25の法則を単純に組み合わせて考えると、

「同じコストなら、既存顧客の維持にかけたほうが利益は向上する」ということが言えるのです。


顧客の離反や事業の拡大するために新規開拓するのは重要なことですが、

利益体質強化や企業体質の基盤固めをする場合には既存顧客に目を向けることが最優先課題となります。

もし会社の経営が赤字になり、黒字転換しなければならないときは、

まず手をうつべきなのは、新規顧客ではなく既存顧客に対して策を打つのが基本中の基本となるのです。


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