2007年9月19日水曜日

インタラクショナル・シンクロニー

ペーシングに関連することですが、

心理学的な現象で

「同調ダンス」
「インタラクショナル・シンクロニー(相互作用の同調行動)」


というものがあります。

たとえば、こういうシチュエーションを想像してみてください。。。

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二人が何やら交渉をしている。

一方が手ぶりや身ぶりを交えて、熱心に話しかけている。

ところが、その相手は沈黙しており、ほとんど体を動かさない。
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この情景は、交渉がうまく進んでいないことを暗示しています。


親しい人同士が、意気投合して話しているときには、

あいづちを打ったり、うなずいたり、沈黙や間をあけたり、

手や足を動かしたり、笑ったり、視線を合わせたり外したりする言動が、

二人の間で一致していることが多い。

この現象を心理学では

「同調ダンス」「インタラクショナル・シンクロニー(相互作用の同調行動)」

と呼びます。


同調ダンスの実験

初めて会った二人にしばらく雑談してもらい、そのあとで、

相手の印象を尋ねるという心理実験が行なわれました。

実は、二人のうちの一方は実験のためのサクラで、

相手の話し方やしぐさ、動作をまねして話していたのです。

そうしたところ、言動をまねながら話した人は、

その相手から好意を持たれることがわかりました。

さらに、まねされた人は、「自分が相手を好いている以上に、

相手(まねしていた人)は自分に好意を持っている」と判断。

なお、この実験では、

自分がまねされていることに気づいた人はいませんでした。


この実験でもあるように、相手に好意をもってもらうためには、

この「同調ダンス」「インタラクショナル・シンクロニー(相互作用の同調行動)」

を上手く活用することが説得や商談を成功させるためのの第一歩となります。

これもテクニックとしてではなく、当たり前のこととして心がけとして浸透させ、

無意識に行動を「自動化」するようになれば、コミュニケーション能力が高まるといえるでしょう。

渋谷昌三氏著書他参照

※テクニックやノウハウはその手法を知っているというだけでは、意味がありません。
あくまでも参考とするレベルでとらえてください。
なぜなら使えることができても、対人関係に関わることならば効果がない場合が多いからです。
本質は違うところにあります。



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