2007年9月3日月曜日

まずは形から実践

人の潜在意識は、現状を維持しようとするものらしい。

つまり、金持ちはその状態を維持するように潜在意識が働き、貧乏人は、それを境遇を維持するように意識が働くということなのです。

したがって、コーチングすることにおいても、ものの見方や心構え(=マインド)は、すぐには変わらない場合が多いことになります。

そこで、形(=スキル)から入り、実践を始めるのが効果的であるということになります。

できる範囲で相手を尊重すること(=マインド)を心がけながら、まずは、形(=スキル)を徹底的に実践していこう」というように、形から入ると入りやすいのです。

コーチングにおける「聞く」ために必要な「質問」の技術(かたち)

①考えてもらうための質問+相手を理解するための傾聴


相手を誘導するために質問するのではなく、相手に考えてもらうために質問を使い、その後は、相手を理解するために聴くことが大切となります。

質問を投げかけた後は、相手から返ってくる答えに耳を傾け、まずは「相手の言いたいことの真意を理解しよう」というスタンスで聴くように心がけます。

もしも、相手が答えているのをさえぎって、途中でこちらからアドバイスや提案をしてしまうと、どうなるでしょうか?

相手としては、「自分が言いたいことは、そういうことではなかったのに・・」とか「結局、最後までは聞いてくれないんだ」などの不満を抱いてしまいかねないのです。

そうなると、質問に対して考える意欲を失い、あたりさわりのない模範解答を答えて済ませてしまうようになってしまいます。

これでは、せっかくの質問が機能しないということになるのです。



②相手に考えてもらうために必要な「沈黙」

例えば、Yes/Noで答えられない自由度の高い質問(オープン・クエスチョン)を投げかけると、即座に答えられない内容なら相手が考え込んで沈黙することになります。

沈黙しているということは、深いところで答えを探ってくれている可能性があります。(判らないという場合もありますが)

ですから、考えているときは邪魔しないように、沈黙時間を与える必要があります。

③なぜ(why)を使った質問に要注意、信頼をベースにする。

「なぜ(why)」という疑問詞は、相手を責めるときによく使われます。

失敗を追及するようなときに、このようなシチュエーションになりますが、なぜの連発は隠し事を誘発することにもなります。(責められるなら、ネガティブな情報は隠すのが当然です。)

例えば、「なぜそうしたんだ?」「どうしてやらなかったの?」などの質問は、オ-プン・クエスチョンではありますが、質問された相手としては、自分自身が責められているように感じてしまうことがあります。そうなると防御体制に入って、とても前向きに考えることができなくなります。

そこで、「何(what)」を使った疑問文に替えるといいのです。

旨い質問の仕方は「何が君にそうさせたんだ?」「やらなかった理由は何なの?」といった質問です。

そしてその質問のベース(心構え)となっているのは相手に対する信頼です。


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