2007年9月20日木曜日

知識があっても実践できないひと

本なんか読まなくても俺は○○になった!

本なんか役に立たないなんて言う人はお話になりませんが。

その反面、確かにビジネス本をたくさん読んでも、

仕事に活かせない人が多くいます。

読んでいる人で月に10冊以上も読んでいるのに、何の役にも立っていないと。。。

経営者では読書家は多くいます。

しかし、中には、本で読んだ内容に感化し、

それを従業員にいろいろ話したり指示するのですが、

もともと自分自身の考えではないので、

本質的な理解もなく表面的なテクニック論に走ったり、

ポリシーもなく一貫性がなかったりして、結局、

経営に悪影響を与えているという話も耳にしたりします。

まあ、それは置いといて、本を読んでも役立てることができないということは、

つまり知識として認知しているものの、知識を理解し具体的に応用できないということで、

結局、本質的な理解ができていないということでしょう。

もっと単純にたとえるならば、理論を語っている言語は日本語だから、

日本語としては何を言っているのか分かる(認識できる)が、

理論そのものは、ちんぷんかんぷんといった状態とそれほど変わらないのです。


「知ること」と「わかること」は違う。

そして

「わかること」だけでは「できること」にはならない。

(「できること」でも浸透させなければ「本物」ではない)

まず

①「知ること」

それから

②「わかること」

にしてゆき、そしてそれを

③「できること」

にしなければならないのです。

では、どうすればいいのでしょうか?


①「知ること」

 読書を含む、情報収集を行い認識し、それを覚えること。
この記憶については、別途取り上げることにします。


②「わかること」

理解する前に本やその情報の真贋を見極めることが必要です。
あたりまえですよね。

新聞もそうですが書いてある内容が正しいとは限らないのです。

(私も以前新聞に取り上げられたことが何回かありますが、
全国区の有名新聞のインタビューの記事ですら、
記者の認識が間違っていたのか私の表現が充分でなかったのか間違ったことが書かれてました。)

しかし書いてある内容が正しいのかそうでないのか判断できない場合は、

インターネットで調べたりするもいいですし、

感覚的に信じられるかどうか判断するだけでもいいです。

まあ、情報は少しだけ疑っておけばいいでしょう。

そして、有益な情報だと判断したなら、その内容を理解するまで、

いろいろな方法を試すことです。。

たとえば、読むだけでなく、読んだ後に内容を整理してメモに書き留めるとか。

マインドマップを書くとか。(私は用途に応じてしか使いませんが。)

箇条書きで整理したり、内容を要約したりするとか。(むしろこちらの方です。)

どのような手法にせよまず、その本質を理解する努力をしてみるということです。


③「できること」

そして「わかること」ができたなら、それを実践するために具体的なやり方を考えます。

はじめは簡単なことでいいです。

どんなことでも、まずはやってみる。

実行するにあたっては、それは「なぜやるのか」という「目的」を考える。

また、マニュアル本であるならば、マニュアルどおりに実行する(やってみる)ことが重要ですが、

実行するにあたって

なぜそうするのか?という理由や目的を認識してうえで行なう必要があります。


学校の教育では知識は覚えるものとして教わります。

しかし、その手法では覚えるに留まるために実践に役立てることができないものが多いです。

英語を6年も勉強して使えないという人が多いのもそれを実証しているといえるかもしれません。

(英語学習については脳科学的には、苫米地さんが新しい考え方を披露してます。)

したがって今までやってきた勉強の延長上で本を読んでも役に立たないことが多い。

ということは学生時代にやってきた方法とは違うやり方で知識を理解して実践していくことが重要となるのです。

まあ、中には学生時代に既に実践的な方法を駆使してきた人間もいるかもしれませんが。。。。

いずれにせよ、「読んだ」「知った」だけでは何の役にも立たないものです。

「知ったこと(情報)」を行動に移して「体験・経験」することではじめて自分に役に立つようになる。。。。

(何度も繰り返し呼んだり、見たり(フォトリーディング的に)して、「刷り込む」「浸透させる」という方法も効果がありますが、それは私の体験で特に自己啓発ものには有効なのですが一般的ではないかもしれないので、ここでは割愛します。)

本には早道が書いてあります。

インターネットでも早道が探せます。

人に尋ねれば、早道が教えてもらえます。

お金を出せば、(セミナーなどで)早道が手に入れられこともあります。

スピードが求められる時代でショートカットするのは重要で、短時間で「知ること」はできます。

しかし、「わかること」までにするには、多少時間がかかりますし、「できること」にするには、さらに長い時間がかかるはずです。。。

「体験・経験」するまでに至って役立つようになるのです。

「急がば回れ」ということ。

まあ、以上は自分の経験に基づく持論であるので絶対に正しいとは言い切れませんが、私はそう信じています。。。。。


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