先日、指導する際の質問方法として肯定質問と未来質問の2つの質問のしかたを紹介しました。
しかし、このような質問方法は、質問するにあたって結構頭を使うことになります。
どういうテクニックを使おうか?。。。と。。。
やっぱりもっと解りやすく使いやすいものがあれば。。。。
となると、別のとらえ方でもっと単純な感覚的なものの方がいいということになります。
感覚。。。心構えといったところでしょうか?
人を育てる質問のしかたとして、注意しなければならないものは。
「クローズド・クエスチョン(閉じた質問)」と「オープン・クエスチョン(開いた質問)」
つまり、「はい・いいえで答えられる質問」と「自由に答えられる質問」
この問いかけの仕方に注意をするという心がけが必要となります。
「クローズド・クエスチョン(閉じた質問)」
「はい」や「いいえ」で答えられる質問
必須の確認事項を確認したり、単純な選択を促す時などは便利ですが、相手に充分に考えてもらう質問ではありません。
したがって、表面的な答えしか返ってこないことが多いです。
例えば、仕事でミスをした部下に対して、
「○○○はチェックしたのか?」「彼には確認したのか?」「ミスの原因は△△じゃないのか?」というクローズド・クエスチョンばかり投げかけると、
部下は、
「誘導尋問されてる」「責められてる」と感じてしまう可能性があります。
そうなると、原因や解決策を前向きに考える余裕がなくなってしまいます。
営業の現場では、これに否定質問が加わり、過剰なストレスを与えてしまうマネジャーをよく目にします。
そうなるとマネジャーではなく、もはや「うつ病メーカー」と化してしまっています。
一方、
「オープン・クエスチョン(開いた質問)」
様々な答えがあリ得るような質問で、答える人が自由に考えて答える質問
「この件を君はどう考える?」とか「君は将来、何をやりたいんだね?」等
オープン・クエスチョンは、相手に考えるきっかけを提供することになります。
そうすると、相手の思考を意識の深いところまで向けることができます。
その結果見い出した答えは、答えた本人にとっても納得性の高いものになることが多いのです。
したがって、確認するような場合を除き、人を育てる質問のしかたは、出来る限り「オープン・クエスチョン」=(未来質問)をするように心がけるといいですし、質問のときの心構えや感覚として身に付けるといいと思います。
"※テクニックやノウハウはその手法を知っているというだけでは、意味がありません。
あくまでも参考とするレベルでとらえてください。
なぜなら使えることができても、対人関係に関わることならば効果がない場合が多いからです。
本質は違うところにあります。"
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