2007年10月9日火曜日

叱り方・褒め方・好かれ方

人の上の立場になれば(親や上司・先輩になれば)子供や部下・後輩に対して、指導するために叱ったり・褒めたりすることがあります。

しかし、それには「気の配り方」「やり方」というのあるのです。

叱り方

叱る場合の気配りは

1.総論で叱らずに、各論で叱る。

2.叱る時間はなるべく短く。

3.人前では決して叱らない。

4.叱った後、フォローをする。

ということ。つまり、

1.総論で叱らずに、各論で叱る。
「なんて間抜けなんだ!どこに目をつけてるんだ!」という全人格を否定するような言葉は決して吐かない。

2.短く叱る
実験データで1分間で短く叱った場合は相手も納得して聞くが、10分20分と同じ失敗点をいつまでも叱っていると「反省」どころか「反感」を持つようになる。

3.人前で叱らない
誰でもプライドがありますから。うらまれたりします。

4.叱った後のフォロー
ネガティブな状況に追い込みすぎると行動に移ることができなくなります。微笑みかけたり、肩を安心させるように叩いたりしてフォーローすることで行動に移せるように誘導する必要があるのです。


まあ、これは相手が間違っているときに叱るのですが、逆のシチュエーションでほめるときはどうでしょう........

(相手が間違ってないのに、全人格を否定するような言葉を吐いたら、もはや最悪です........)

人をほめる。でも、なんでもほめればいいかというとそういうわけではありません。

ほめ方

下手に褒めると勘違いして調子に乗り、かえって鼻持ちならない人間になるようなこともあったりします。

『このやろう調子乗りすぎだ。。。』と........

日頃、生意気な口のきき方して鼻持ちならない人が実績を挙げると

「ほめる」という行為に抵抗を感じてしまう(まあ人としてそんな感情があるのは当たり前)........


ほめると人は増長したりします。

傲慢な人間を育てることになったりしないように、ほめるときも気を使うべきです。

しかし、ほめるという行為は、ほめる対象によってやり方を変えていく必要があります。

近年は色々な情報を入手できるので知識が豊富で自信過剰気味になっている人も目に付くものです。

じゃあ実際の「ほめ方」ですが、

●口のきき方は生意気だが実際に実績を上げることができる能力がある人の場合は

叱るときと同じように「総論」で褒めないで「各論」でほめる。

つまり、ほめるべきなのは「現実に彼がやった事実そのもの」に限定する必要があるのです。

全人格をほめる(お前はすごい!とか)と、いづれ自信過剰となり増長したりします。

ですから、このやり方なら日頃鼻持ちならない生意気な人間に対してでもほめることに抵抗はないでしょう。

嬉しくなると全人格を褒めたりしてしまうこともありますが、多少意識して自粛しましょう........


●口だけ達者で仕事がダメな人の場合は

(成果をあげない限り)決してほめないことです。これは当然ですね........

でも、人をほめて、相手が自分を誇らしく思って喜んだりするのを見るのは気分がいいですよね。


ついでですが

好かれ方

簡単にいいますと(心理学的には)

傾聴 → 共感 → 共感を表現する(身体「パフォーマンス」でメッセージを伝える)ことです.......

ただ、テクニックとして使って欲しくはないです。自然にそのような姿勢であって欲しい。。。

心がけとしては、「ひと」として尊重するということです。「モノ」として扱わない。。。

いつも心がけていれば、いつかは無意識に「普通の当たり前のこと」になるのでしょう。。。


参考文献:
「ほめる」技術
ほめ言葉ハンドブック
コーチング入門 (日経文庫)


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"※テクニックやノウハウはその手法を知っているというだけでは、意味がありません。
あくまでも参考とするレベルでとらえてください。
なぜなら使えることができても、対人関係に関わることならば効果がない場合が多いからです。
本質は違うところにあります。"

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