座右の銘というのは、人が言った言葉を自分の行動指針や戒めにしたりしていることが多いと思いますが、
以前にもブログで紹介したかもしれないことで、
私のポリシーとして、
「自分よりも全ての面で劣っている人間は存在しない。
そして、逆に全ての面で優れている人間も存在しない。
だから誰からでも学ぶことになるし、
誰に対しても教えることもできる」
というものがあります。
人はそれぞれ全く同じ人生を過ごしているわけではないので当たり前の話といえます。
赤ちゃんの「しぐさ」からでさえも、そのような姿勢でいれば学ぶことができたりします。
この考えは、特に前半部分は「万象皆師」や「我以外皆我師」という先人の立派な言葉と会い通ずるものがあり基本的に同じ考えなのです。
「万象皆師」
これは禅語で僧侶の法話や説法として語られたりするもので、
山之内製薬の創業者山内健二氏や元会長の森岡茂夫氏の言葉であると紹介(誤解?※)されることも多いのですが、森羅万象是皆師也ということです。
※(ネットで調べると山之内製薬の○○氏が。。。と紹介していることが多い)
(ちなみに松下幸之助氏は「万物我師」とおっしゃってました。)
<ありとあらゆる現象がみな自分の先生だ>という考え方。
つまり森羅万象=世の中に起こる全ての現象から私たちは学ぶことができるということです。
先日、アイデアの発想 で紹介したペニシリンの発見もフレミング氏に「万象皆師」という考え方があったから発見することができたといえます。
「我以外皆我師」
これは作家の吉川英二氏が色紙に好んで「我以外皆我師」と書いて座右の銘にしていたことで知られています。
吉川氏の著作「宮本武蔵」のセリフとして「我以外皆我師」を書いたことで宮本武蔵の言葉だと思われているところもあります。
この言葉の意味は、私以外は皆私の先生であるということ。
私以外=そのまんま年上年下など関係なしに全ての他人を指す。
ソクラテスも「無知の知」と言ったように、人間、自信がつくと自惚れて、
自分が優れていると思い込み、人を蔑むように見ることが多い、
そしてそう思った時に人の成長は止まるものです。
賢人や偉人は、そのようなことは悟っていて、
誰からでもどのような現象からでも学ぼうとすることを忘れていないということが、このような言葉から伝わってきます。
「万象皆師」「我以外皆我師」これらを常に意識していれば、
結局「聴き上手」となるから、人間関係(仕事も含む)に良い結果をもたらすはずです。
でも座右の銘で「万象皆師」「我以外皆我師」とすると受け売りになってしまうので
自分の言葉として考えてみたいものです。
「一切皆我より劣るものなし、一切皆我より勝るものなし、万物皆我師なり」
とすれば、オリジナルの言葉になるのでしょうか?
(全ての面で私より劣るものは存在しないのでそこから学ぶこともできるし、全ての面で私より勝るという存在もないのだから何かを伝えることができるかもしれない、いずれにせよ全てのことから私は学ぶことができる)
ん~。。。変ですね。そしてやはり受け売りっぽいので、
そのうちもっと短くて格好いい言葉を考えることにしましょう。。。
その必要もないでしょうが、わざわざ格好つけることもないので。。。
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