以前、デビアスでは、どちらかというと「アンチ顧客志向」である希少性の戦略 の話をしました。
(ずいぶん前に話したクリスマス商戦のおもちゃ業界の話 もアンチ顧客志向です)
その半面、誰から給料をもらうか では「顧客志向」の話も。。。。
これらの話はそれぞれ全く正反対の志向なので、
どっちが正しいのか?効果的なのか?
なんて疑問が湧いてくるかもしれません。
「顧客志向」と「アンチ顧客志向」、実はこれらは、
それぞれ戦略や戦術の手段に過ぎないのです。
ですからどちらが正しいというものではない。
ということは、両方とも同時に使うような戦略もあるということです。
たとえば、人気のアドバイザーがいて中々時間がとれない。
コンサル希望が3ヶ月待ちだ。。。(というのは希少性)
3ヶ月待ってやっとコンサルを受けることができる。
いざコンサルを受けると自分が抱えてきた問題に対する解決策や
さまざまな情報やアドバイスを聞くことができる。(これは顧客志向)
待った甲斐があった。。。
(希少性があって顧客志向のサービスを受けるから、希少性がない場合の同じサービスよりも一層価値を感じる)
まあ、砂糖と塩は味としては逆ですが、
おしるこに塩を入れると甘みが増すということがありますよね。
マーケティング戦略もさまざまな手法がありますが
結局バランス良く戦術を組合せることが効果的な戦術や戦略となるということです。。
行列ができるラーメン屋が顧客志向に走って、店内を拡張して待ち時間をなくしてしまえば、
客足が遠のくというのは自明の理ですからね。(ありがたみがなくなるので)
人をコントロールするテクニックの追及。。。
そういうことは個人的にはあまり好きではありません。
「喜びの分配」が根底にあってほしい。
いろいろ考えているとそのうち顧客に関するマーケティング分野において「戦略」という言葉(表現)も死語になるかもしれないと思えてくる今日この頃。
(そもそも戦いじゃないということ:顧客に対しても競合に対しても)
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